デザインの仕事

デザインの意味、空間デザインや
デザイン学校、デザイン事務所など、
デザインの仕事について調べてみました。


デザインとは

「デザイン(design)」の意味を非常に大まかに表すと、「ある対象について、良い構成を工夫すること」となります。
一般的には、外見と使いやすさ(実用性)の両方を考慮して、商品、絵柄や図表を考案することを指しています。
そして、デザインを職業としている人を「デザイナー」と呼びます。

「デザイン」の語源は、ラテン語の「designare」で、これはデッサン(dessin)と同様に「計画を記号に表す」という意味です。
ここから考えると、デザインとは「ある問題の解決を目的として、思考・概念を組み立て構成し、それを様々な媒体に応じて表現すること」と解釈がされるようです。

つまり、広い意味で「デザイン」を捉えると、デザインとは、何らかの目的を達成するために行われる人間の行為を、できるだけより良いかたちで実現するための「計画」と考えられます。
つまり、人間が生み出す・作り出すものには、それぞれに特定の目的があるので、作り出されるものがその目的に対して適合するように、専門的な「デザイナー(設計者)」によって計画がなされることが、「デザイン」である、ということになります。
この場合のデザインでは、対象が衣服、印刷物、工業製品、建築、店鋪などの商業・産業に関するものだけでなく、駅前開発や都市、さらには人生計画もデザインであると考えられます。
これらをデザインするときに考慮されるべき要素としては、機能性・実現性・経済性・社会情勢などのように、デザインの対象物が持つ目的の実現のために関わる、全ての事柄が含まれることになります。

もう少し具体的に(狭い意味で)考えると、この「デザイン」という言葉は「製品や建造物な
どの設計を行う場合において、その形態(特に図案や模様)の計画・レイアウトを行うこと」です。
この作業には、芸術・美術的な意味が含まれていますが、この場合の美術は、実用品に応用されるという意味で「応用美術」と呼ばれるそうです。
(また商業的なデザインは「商業美術」とも呼ばれます。)
商業・産業のような、実用的な分野におけるデザイン意識の高まりは、産業革命の影響による部分が大きいとのことです。

参考:
デザイン - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3
デザインとは - はてなダイアリー
 http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%C7%A5%B6%A5%A4%A5%F3


デザイン事務所の仕事とは

デザイン事務所では、もちろん事務の仕事はありますが、小規模なデザイン事務所だとデザイナーに事務の仕事を兼任させることが多いそうです。
そのため、ある程度規模が大きなデザイン事務所でなければ、事務の仕事で人を雇用することは少ないとのこと。

また、デザイン会社であるから、事務職にもデザインに関する能力やセンスが要求されるわけではなく、仕事の内容や必要な適正・能力は、基本的に、普通の会社の事務職と同様とのことです。
そのため、例えばデザイナーとしての経験を積む等といった目的で、デザイナー事務所での事務の仕事を希望するのは、目的と現実が合っていないと考えられるので、自分の希望と仕事内容が合致するように、よくよく吟味しておくことが必要なようです。

参考:
デザイン事務所の仕事 - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1067711.html
デザイン事務所勤務・現在の雇用状態は妥当でしょうか。 - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2361639.html


空間デザインの仕事

空間デザインといった場合、住空間や商業空間(店鋪など)などに関するデザインを指すようです。
そのため、一言に空間デザインと言っても、それに関わる役割ごとに、例えば下記のような仕事が存在しているとのことです。
(もちろん、この通称が絶対的に正しいものではありません。
また、あくまで一例であり、空間デザインについては、他にも多様な職種があるようです。)
  • インテリアデザイナー:飲食店やショップ、ホールなど、商業空間のデザインを行う仕事。
  • インテリアスタイリスト:テレビや雑誌などといったメディアを通して、優れた部屋作りを提案する仕事。
  • 家具デザイナー:インテリアデザイナーから依頼を受けて、ショップで用いる家具のデザイン・設計、素材や色の選定、そして制作までを行う仕事。
  • 照明プランナー・照明デザイナー:住空間・商業空間にはもちろん欠かせない、光に関するデザインを行う仕事。
  • ディスプレイコーディネーター:ショップで、道路から見えるように商品などを展示する「ディスプレイ」(ショーウィンドウ)をデザインする仕事。
  • 店鋪デザイナー:店舗やアーケードのような商業空間を、その地域や客層、また訪れる人の心理・動きなどを考慮して、どのように利用するかを提案する仕事。

いずれの職種にしても、空間デザインの仕事では、デザインの素人である顧客を相手にして、自分が持っている完成後のイメージを的確に伝え、やり取りできる、センスや交渉力が要求されるようです。
また、店鋪関係のデザイン会社の場合は、打ち合わせから設計、施工監理などにトータルに関わるので、力仕事なども多く、相当仕事がハードとのことです。

参考:
インテリアに関するお仕事大解剖【ショップ編】
 http://www.brush-up.jp/manabi04/interia/contents/0504/index.html
リカレント(R) | 照明/商空間デザイン|業界・職業案内
 http://www.recurrent.co.jp/lighting/guide.html
インテリアのお仕事|専門学校|日本工学院
 http://www.neec.ac.jp/design/interior/interior.html
IDA 沖縄県内唯一の総合デザイン専門学校 学校法人KBC学園 専修学校インターナショナルデザインアカデミー
 http://www.ida.ac.jp/02kuukan/index.html
空間デザインスクール、インテリアデザインスクール SDC
 http://www.space-design.co.jp/recruit/ob5.html
空間デザインの仕事 - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa619392.html
空間デザインとは? - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa414666.html
空間デザイナーってどんなしごとですか? - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1886299.html
空間デザイナーの仕事。 - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1918629.html


デザインの仕事に就くには

「デザインの仕事」と一口に言っても、空間デザインや広告・出版物のデザイン、DTP、またジュエリーのデザインやフラワーデザイン、さらにウェブデザインなど、非常に多様な種類の仕事があります。
ネットの相談サイトや専門学校のサイトを見ると、デザインの仕事に就くためには、デザインや建築関係の専門学校や短大・大学などで、基礎的な知識・技能を修得し、実際の仕事に必要な知識などについては、仕事を経験する中で身に付けていく、というのが、一般的に共通してみられます。
ただどの職種においても、(パソコンのグラフィックソフトをある程度使えるなど)即戦力となる人間を求めており、そのため、デザイン会社や施工会社などでのアルバイトで経験を積む方法も考えられるとのことです。
(学生の場合は、学校の課題や、自分で決めたテーマで行ったデザインを、プレゼンできるようにまとめた「ポートフォリオ」を用意して、就職活動を行うとのこと。
また、学生コンペなどで賞ををできるだけ獲得しておくと有利になるそうです。)
ただし、学校で学ぶことよりも就職してから学ぶことのほうがはるかに多いので、最初から高いレベルの能力を備えていなくても、まず最低限の能力・技能を身につけていることが重要のようです。

参考:
なるには (グラフィックデザイナー) - Job Job World
 http://www.shigotokan.ehdo.go.jp/jjw/servlet/gaisetsu/naruniha?jobID=0000104
なるには (インテリアコーディネーター) - Job Job World
 http://www.shigotokan.ehdo.go.jp/jjw/servlet/gaisetsu/naruniha?jobID=0000107
キャロットDTPスクール スクールQ&A
 http://www.avis.ne.jp/~carrot/qa.html
デザインの仕事 デザインとは
 http://problog.jp/problog/howtobe/howtobe27.html
IWAD環境福祉専門学校・フラワーデザインコース
 http://www.iwad.ac.jp/ga-flower.htm
空間デザインの仕事 - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa619392.html
工学部建築学科からインテリアデザインのお仕事に就くためには… - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1282305.html
デザインの仕事について - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2081376.html
グラフィックデザイン関連の仕事につくには - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1209928.html
わからないことだらけなのですが… - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1526859.html
インテリアデザイナーのアシスタントになるには - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa183128.html
dtpデザイナーの人生 - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa319842.html


デザインの学校

「デザイン」自体が非常に多様な内容であることもあり、デザインを学ぶための学校はとても多く、例えばネットの検索エンジンで「デザイン 学校」と入れて検索すると、数多くの専門学校のサイトがヒットします。
地域(都道府県)やデザインのジャンルごとに、多様な学校があるので、デザインを学校で学びたい場合は、まずサイトを見たり、資料を請求するなどしてできるだけ情報を集め、自分のめざすものに合っている学校を選ぶことが重要でしょう。
(さらに検索語句に、希望するデザインのジャンルや、自分が通おうと思っている地域を加えると、より自分の目的に合致した学校を探しやすくなると思われます。)

また、例えば独学でデザインを学ぶのに比べると、学校でデザインを学ぶ場合は、自分のデザインを他人に見てもらい、評価してもらう機会が多く、加えてアルバイト・就職の求人にめぐり合うチャンスも多いとのことです。

もちろん、デザインの基礎的な知識・経験を身に付けるという点でも、デザイン関係の職業につくためには、デザイン学校に入って学ぶことは、やはり非常に重要な意味を持つようです。

参考:
独学でデザインを学ぶ! - 教えて!goo
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa771756.html


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