ベンチャー企業育成施設
「北大ビジネス・スプリング」

独立行政法人「中小企業基盤整備機構」（中小機構）が、北海道札幌市北区の北海道大学キャンパス内に、ベンチャー企業（VB）育成を目的とした、大学連携型企業家育成施設（インキュベーション施設）を建設中です。

（施設の完成は2008年末の予定。）

この施設は、「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律」（中小企業新事業促進法）に基づいて、中小機構が北海道、札幌市、北海道大学、北海道経済連合会から要請を受けて作られているとのことです[1]。

施設の名称は「北大ビジネス・スプリング」で、これは「春」＝「事の始まり」という意味からつけられたとのこと。

施設の周辺には、北大の研究施設（創成科学共同研究機構など）に道立工業試験場と研究所が集まっており、また隣接地には「コラボほっかいどう」（北海道産学官協働センター）、というロケーションになっています。

（参考）
・北海道新聞2008年8月16日（土）朝刊9面記事「バイオ研究にも対応　ベンチャー育成施設　北大構内　建設進む」
・北大ビジネス・スプリングのご案内
　http://mm.general.hokudai.ac.jp/news/520.html
・[1]中小機構北海道支部:北大ビジネス・スプリング（インキュベーション施設）とは
　http://www.smrj.go.jp/hokkaido/site/034913.html
・中小機構北海道支部:北大ビジネス・スプリングの概要（※パンフレットや諸元表のPDFファイルへのリンクあり）
　http://www.smrj.go.jp/hokkaido/site/034916.html
・中小機構：ベンチャー支援： 北大ビジネス・スプリング
　http://www.smrj.go.jp/venture/incubate/seibi/034003.html
・ノーステック財団　コラボほっかいどう
　http://www.noastec.jp/corabo.html

2008年末完成予定のベンチャー企業育成施設「北大ベンチャー・スプリング」では、鉄筋コンクリート3階建て（敷地面積：約3,000m²、延べ床面積：約1,900m²）の建物に、VB（ベンチャー企業）入居用の賃室（実験研究室）32室が用意されるとのこと。

賃室の大きさは、約25m²と約50m²の2種類。

どの賃室も給排水設備を完備しており、バイオ系の研究が行えるように配慮されているそうです。

加えて、共有の会議室・商談室も備えられているとのことです。

さらにこの「北大ベンチャー・スプリング」では、専任職員「インキュベーションマネージャー」が常駐し、入居するベンチャー企業の経営支援などを行うとのことです。

（参考）
・北海道新聞2008年8月16日（土）朝刊9面記事「バイオ研究にも対応　ベンチャー育成施設　北大構内　建設進む」
・中小機構北海道支部:北大ビジネス・スプリングの概要（※パンフレットや諸元表のPDFファイルへのリンクあり）
　http://www.smrj.go.jp/hokkaido/site/034916.html
・中小機構：ベンチャー支援： 北大ビジネス・スプリング
　http://www.smrj.go.jp/venture/incubate/seibi/034003.html

ベンチャー企業育成施設「北大ビジネス・スプリング」の入居対象となるのは、北海道大学が持つ技術シーズや研究成果（分野はナノ・バイオ、環境、IT、アグリバイオ等[2]）を活用し、大学と連携して起業または新たな事業展開を行おうと考える大学研究者、学生、企業など、とのこと[1]。

ちなみに入居期間は原則5年以内で、賃料は未定であるものの、北海道や札幌市などからの補助が受けられる予定だそうです。

施設の完成は2008年末の予定で、同年秋から入居するベンチャー企業の公募を実施し、中小機構が審査を行って入居者を決定するとのことです。

（参考）
・北海道新聞2008年8月16日（土）朝刊9面記事「バイオ研究にも対応　ベンチャー育成施設　北大構内　建設進む」
・北大ビジネス・スプリングのご案内
　http://mm.general.hokudai.ac.jp/news/520.html
・[1]中小機構北海道支部:北大ビジネス・スプリング（インキュベーション施設）とは
　http://www.smrj.go.jp/hokkaido/site/034913.html
・[2]中小機構：ベンチャー支援： 北大ビジネス・スプリング
　http://www.smrj.go.jp/venture/incubate/seibi/034003.html

• 北海道中小企業応援ファンド（2008年）