北海道・北東北の縄文遺跡群の
ガイドブック

札幌の企業が、
世界文化遺産への登録を目指している
「北海道・北東北の縄文遺跡群」の
ガイドブックを出版したとのこと。

北海道と北東北の縄文遺跡のガイドブックが発売

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北海道札幌市でウェブサイト制作などを手がける企業「インテリジェント・リンク」が2008年夏、「北海道・北東北の縄文遺跡群」のガイドブック「縄文遺跡ガイド 北海道・北東北」(※リンク先は楽天ブックス)を出版しています。

遮光器土偶などの写真が表紙のこの書籍「縄文遺跡ガイド」では、現在世界文化遺産への登録を目指している同遺跡群(計15遺跡)について、大きく美しい写真(出土物や地図など)を多く用いて、わかりやすい解説がされています。

また、遺跡に関連する博物館の情報や、縄文時代についてのコラム等も掲載されています。

インテリジェント・リンク社では、北海道に関する内容の書籍の出版も行っており、今回は観光資源としての同遺跡群の魅力を伝え、また世界遺産登録の実現への気運を高めるために、ガイドブックを発行したそうです。

ちなみに書籍の大きさはA5版並製でカラー96ページ、販売価格は1,260円(消費税5%込み)で、全国の書店で販売されているとのことです。


(参考)
・北海道新聞2008年8月18日(月)朝刊37面記事「北海道・北東北の15遺跡群 縄文の魅力 一冊に」
・世界遺産をめざす15遺跡を応援!「縄文遺跡ガイド 北海道・北東北」ブログ: 2008年07月 アーカイブ
 http://ilk.co.jp/blog/2008/07/
・株式会社インテリジェント・リンク|intelligent Link: 出版 世界遺産をめざす15遺跡 縄文遺跡ガイド 北海道・北東北(※書籍の一部をPDFファイルで閲覧可能)
 http://www.ilk.co.jp/030000activities/03500books/iseki/index.html
・株式会社インテリジェント・リンク|intelligent Link
 http://ilk.co.jp/


「北海道・北東北の縄文遺跡群」とは

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「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、北海道にある4つの遺跡と、北東北(青森県、秋田県、岩手県の3県)にある11遺跡を指す総称で、「第11回北海道・北東北知事サミット」(2007年8月27日・28日、旭川市)において、この総称が正式合意されています。

「北海道・北東北の縄文遺跡群」に含まれる遺跡はいずれも、約13,000年〜2,300年前の縄文時代のものとのことです。

これらの遺跡がある4道県の知事が2007年12月19日、世界遺産の国内暫定リストへの掲載を求める提案書を、文化庁に提出しており[2]、近いうち(※[1]の記事掲載時点)にリスト掲載の可否が決定される見通しだそうです。

ちなみに具体的な遺跡は、[2]によると

北海道:
・北黄金貝塚(きたこがね−):伊達市
・入江・高砂貝塚(いりえ・たかさご−):洞爺湖町
・鷲ノ木遺跡(わしのき−):森町
・大船遺跡と南茅部遺跡群(おおふね−・みなみかやべ−):函館市、国宝「中空土偶」が出土

青森県:
・三内丸山遺跡(さんないまるやま−):青森市
・小牧野遺跡(こまきの−):青森市
・亀ヶ岡石器時代遺跡(かめがおか−):つがる市
・田小屋野貝塚(たごやの−):つがる市
・大平山元I遺跡(おおだいやまもといち−):外ヶ浜町
・二ッ森貝塚(ふたつもり−):七戸町
・是川石器時代遺跡(これかわせっきじだい−):八戸市
・長七谷地貝塚(ちょうしちやち−):八戸市

岩手県:
・御所野遺跡(ごしょの−):一戸町

秋田県:
・大湯環状列石(おおゆ−):鹿角市
・伊勢堂岱遺跡(いせどうたい−):北秋田市

となっています。


(参考)
・[1]北海道新聞2008年8月18日(月)朝刊37面記事「北海道・北東北の15遺跡群 縄文の魅力 一冊に」
・青森県の縄文遺跡群
 http://www.net.pref.aomori.jp/aomori_jomon/index.html
・[2]青森県の縄文遺跡群/「青森県の縄文遺跡群」を世界文化遺産に!
 http://www.net.pref.aomori.jp/aomori_jomon/recommend2007/index.html


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