GBASPのディスプレイ部分を分解してみた
ゲームボーイアドバンスSPのディスプレイ部分内側を掃除するため、分解・組立てを行いました。
管理人は2005年の年末に中古でゲームボーイアドバンスSPを購入しましたが、画面のガラス内側にキズかホコリのようなものが見えたので、一回分解掃除してみたら、逆にガラスの内側にホコリが多くついてしまいました。
今回は電池式の小型掃除機を手に入れたので、約2年ぶりにGBASPのディスプレイ部分の分解掃除を試みました。
(※このページに掲載している作業内容は、破損や事故等に関して、管理人が自己責任の元、行ったものです。)
ディスプレイ周りのネジを外す │ ディスプレイ部分を分解する │ 掃除して組み立てる │
ディスプレイ周りのネジを外す
約2年ぶりのディスプレイ周りの分解となりましたが、手順は全く変わりません。
ゲームボーイアドバンスSPの画面周りには5本のネジがありますが、全部ゴムの丸いカバーで隠れています。
そこで、これらのゴムを細い棒(精密ドライバーの先など)を利用して外します。
これらのゴムには接着剤がついており、ゴムを外しても粘着力は残っているので、接着剤のついている側を表にしておきます。
ゲームボーイアドバンスSPの画面周りのネジは、一般的なプラスやマイナスではなく、「Yの字」型の溝になっています。
本当はこのネジ用の専用ドライバーがあるそうですが、専用ドライバーが無くとも、マイナスの精密ドライバーで適当な大きさのものを使い、回すことができます。
Yの字の3本の溝のうち、2本の溝にマイナスドライバーの先がうまくまたがるように入れて、気をつけて回します。
外したY字ネジ。かなり小さいです。
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ディスプレイ部分を分解する
Y字ネジ5本を外したので、ディスプレイ部分を前後に分けることができるようになります。
右画像では、液晶部分は背面パーツ側(ゲームボーイアドバンスSPを閉じたとき、表側に出るほう)に載せています。
右画像では、液晶部分を画面枠側のパーツ(ゲームボーイアドバンスSPを閉じたとき、内側になるほう)に載せています。
液晶画面の裏側には、スポンジのクッションがついています。
いよいよ、液晶部分とガラス部分を分解します。
ガラス側には薄い金属製の枠があり、ここに液晶画面がはまるようになっています。
この長方形の枠の四辺のうち、3辺(左右と上)に、各辺2箇所ずつ溝が切ってあります。
液晶画面パーツ側には、これらの溝とはまるように凸部分があります。
私の場合は、マイナスの精密ドライバー2本を使い、まず左右いずれかの枠(短辺の枠)にドライバーの1本を差込み、枠をあおって液晶画面パーツを上側に上げるようにします。
(枠は弾力性が十分あるので、多少あおっても大丈夫のようです。)
液晶画面パーツの一箇所が僅かに上がったら、もう1本のマイナスドライバーを差込み、液晶画面パーツが元通りにはまらないようにしておきます。
一部が上がった上体を保持したまま、他の箇所にマイナスドライバーを差し込んであおり、液晶画面パーツを外します。
液晶画面パーツと、ガラス部分を外した状態です。
画像はストロボ撮影のため、ホコリが目立っています。
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掃除して組み立てる
管理人が入手した電池式クリーナー。
これでガラス側のほこりを入念に吸い込み、除去します。
その後、液晶画面パーツとガラス部分を元通りはめ込みます。
はめ込むのは、特に力や細かい作業も要らず、非常に簡単でした。
そして元通りに画面周りのパーツを合わせ、Y字ネジを注意深く締めます。
その後、最初に外したゴムパーツをはめ込んで、ゲームボーイアドバンスSP画面周りの分解清掃は完了です。
早速試しに、ゲームソフトを挿して電源を入れ、画面をつけてみます。
(画面はファミコンミニの「スーパーマリオブラザーズ」。)
ガラスの内側にほこりがついたまま放置していたためか、とれないキズのようなものがいくつか残ってしまっていました。
右画像でも、いくつか映っています。
ちなみに一番右の、大きめの糸くず状の部分が、最初に私が気になって取ろうとしたものです。
分解掃除してみた感じでは、どうもガラスの外や内でなく、中にこの白いキズ状のものがあるようなので、とりあえずこれ以上はどうしようもないです。
それでも、明らかなホコリで目立つものはほとんど取れたので、何とか一安心しました。
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