室内飛行機

低価格な室内飛行機や室内ヘリコプター、
ラジコン(RC)ではなく赤外線コントロール(IR)が
採用されている理由など。


低価格の室内飛行機

最近、室内で飛ばせる、低価格(2000円台〜)のリモコン(遠隔操作)飛行機がブームとなっており、その市場規模は30億円を越えているそうです。
その低価格室内飛行機の火付け役は、2006年7月にタカラトミーから発売された「エアロソアラ」だと言われています。
このエアロソアラのメーカー希望価格は2625円(消費税込み)。
また大きさは全長17cm、重量3.5gと、かなりお手ごろ価格で小型ですが、40秒の充電で30秒間の飛行が可能な、室内用リモコン飛行機です。
そして、このエアロソアラは30代〜50代男性の支持を集め、2007年10月時点で出荷数59万個に達しています。
低価格で十分な飛行性能を持つ「エアロソアラ」が商品化され、ブームとなったことで、同じタカラトミーの室内飛行機「Qスカイ」(4200円)や「オートフライト」(1575円、操縦は不可)、またシー・シー・ピー社の小型ヘリコプター「ハニービー」(5229円)など、室内で飛行できる低価格なおもちゃが、次々と発売されています。

参考:
[1]若き頃に思いを馳せ 室内用リモコン飛行機やエアギターにはまる - 日経BP セカンドステージ
 http://www.nikkeibp.co.jp/style/secondstage/kaiteki/toybox_071019.html
てれびゅう!: 『週刊オリラジ経済白書』


低価格な室内飛行機

低価格な室内飛行機には、例えば下記のような製品があります。
エアロソアラ 004 カブキッドホワイト(Bバンド)

・エアロソアラ(税込み2625円、タカラトミー)
室内リモコン飛行機の草分け的な存在。
赤外線でコントロールします。
全長17cm、重さ3.5g、40秒の充電で30秒間飛行できます。
楽天市場でのエアロソアラ購入者のレビュー(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
楽天市場での「エアロソアラ」の検索結果(価格の安い順)


・Qスカイ(税込み4200円、タカラトミー)
エアロソアラの性能をアップさせた室内飛行機で、名称から想像できるように「チョロQ」シリーズの一つという位置付けだそうです。
全長15cm、重さ2.5gと、エアロソアラよりも小型化。
飛行可能時間は約5分と、大幅に長くなっています。
(ただし、充電時間も30分と長い。)
また車輪がついており、滑走路(100cm×30cm)があれば離陸・着陸(訓練次第)が可能になっています。
楽天市場での「Qスカイ」購入者のレビュー(1) (2) (3)
楽天市場での「Qスカイ」の検索結果(価格の安い順)

・オートフライト(税込み1575円、タカラトミー)
エアロソアラやQスカイのようなリモコン操縦はできない、自動飛行型の室内飛行機。
紙飛行機のような要領でリリースして飛行させるもので、尾翼の角度を調整すると、旋回など飛行状態を変化させられます。
リモコンでの操縦が不可能な分、取扱がしやすくなっているそうです。
飛行時間は、10秒間の充電で約30秒間飛行できる(飛行距離は約100m)とのことです。
楽天市場での「オートフライト」の検索結果(価格の安い順)

・PALM-PLANE(パーム・プレーン、4179円、シー・シー・ピー)
全長約190mmの、双胴の複葉機タイプの室内飛行機。
充電池はリチウムポリマー電池(リポ)で、充電時間は約20分、飛行時間はおよそ6分間となっています。
楽天市場での「PALM-PLANE(パーム・プレーン)」の検索結果(価格の安い順)

参考:
若き頃に思いを馳せ 室内用リモコン飛行機やエアギターにはまる - 日経BP セカンドステージ
 http://www.nikkeibp.co.jp/style/secondstage/kaiteki/toybox_071019.html
NIKKEI NET 日経WagaMaga:趣味−楽しむ|こだわり世代のためのホビー情報
 http://waga.nikkei.co.jp/hobby/hobby.aspx?i=20071009i2000i2
タカラトミー おもちゃBlog: 室内で飛行機が飛ぶ!
 http://www.takaratomy.co.jp/products/toysblog/2007/03/post_56.html
30代の夢空飛ぶチョロQ!「Qスカイ」で遊んでみた!
 http://ascii.jp/elem/000/000/081/81241/
ITmedia +D LifeStyle:屋内用プレーン&ヘリを一気にチェック (1/2)
 http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0706/29/news115.html


室内ラジコンヘリ

室内で飛ばせる低価格おもちゃには、飛行機だけでなくヘリコプターもあります。
CCP 赤外線ヘリコプター Honey Bee [ハニービー] レッド

・ハニービー(5229円、シー・シー・ピー社)
エアロソアラやQスカイと同じく、赤外線でリモコン操作できる室内ヘリコプターです。
操作は上昇下降と左右旋回のみの、シンプルなものです。
(若干、自然に前進するような構造になっているそうです。)
楽天市場での「ハニービー」購入者のレビュー(1) (2)
楽天市場での「ハニービー」の検索結果(価格の安い順)
また2機セットで、ビームで相手を撃って対戦が楽しめる「ハニービー スカイバトル」も発売されています。
楽天市場での「ハニービー スカイバトル」購入者のレビュー(1) (2) (3) (4) (5)
楽天市場での「ハニービー スカイバトル」の検索結果(価格の安い順)


・ヘリQ(3150円、タカラトミー社)
「Qスカイ」と同じく、チョロQシリーズの一つという位置付けの室内ヘリコプター。
機体は全長約12cm、重さは11g。
リチウムイオンポリマー電池を使用しており、充電時間は20分で、5分の飛行が可能です。
またコントローラーは、片手で操作が可能な1スティックタイプとなっています。
ちなみに、実は左右の脚の間に1円玉を挟むことができ、位置を調節することで前進飛行が可能になるとのことです。
(チョロQの、10円玉を使ったウイリー走行を思い出します。)
楽天市場での「ヘリQ」購入者のレビュー(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8)
楽天市場での「ヘリQ」の検索結果(価格の安い順)

・リアルベビー2(定価・メーカー不明)
全長約16.5cm、重量約13gの、室内ヘリコプター。
充電時間はフルで60分、飛行時間は6〜10分となっています。
「ヘリQ」と同様、送信機には単三電池6本を使用しますが、こちらの機体はなかなかリアルで、流線型のカッコいい外観です。
この室内ヘリ「リアルベビー2」のメーカー等はよくわかりませんが、パッケージ画像を見ると英語表記なので、海外メーカーの製品のようです。
楽天市場での「リアルベビー2」購入者のレビュー(1) (2) (3) 
こちらは前作の「リアルベビー」で、重量9.8gとのこと。
楽天市場での「リアルベビー」購入者のレビュー(1) 
楽天市場での「リアルベビー」の検索結果

高性能赤外線ヘリコプター◆メカ虫レインボー

・メカ虫(4830円、タイヨー)
虫をイメージした、ユニークな外観の室内ヘリコプター。
サイケデリックなカラーリングが強烈な印象を与えます。
充電時間は約30分、6分間の飛行が可能とのことです。
楽天市場での「メカ虫」の検索結果(価格の安い順)


参考:
お手軽価格のラジコン飛行機BEST5 - [ラジコン飛行機]All About
 http://allabout.co.jp/gs/radiocontrolplane/closeup/CU20071212A/index2.htm
ITmedia +D LifeStyle:屋内用プレーン&ヘリを一気にチェック (1/2)
 http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0706/29/news115.html
【第1部】「ヘリQ」開発者インタビュー「実は、携帯電話のおかげなんです」 - 日経トレンディネット
 http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20071204/1004989/
【第3部】父も子も満足、オススメ“部屋ラジ”はこれだ - 日経トレンディネット
 http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20071204/1005010/


室内飛行機と携帯電話の関係

ブームとなった室内リモコン飛行機「エアロソアラ」の定価は2625円と、これまでのラジコン飛行機のイメージからすると、考えられないような低価格です。
このように低価格な室内飛行機の実現には、実は携帯電話の普及が大きく関係しているとのこと。
2008年1月30日放送のテレビ番組「週間オリラジ経済白書」での紹介によると、携帯電話の低価格競争が進み、携帯電話のバイブレーション機能に使われる超小型モーターも低価格化が進みました。
(4000円ぐらいだったものが、100〜200円で製造可能になった。)
そして、この携帯電話用超小型モーターが手直しされ、室内飛行機の動力に利用されているため、低価格な室内飛行機の製品化が可能になっています。

参考:
てれびゅう!: 『週刊オリラジ経済白書』
【第1部】「ヘリQ」開発者インタビュー「実は、携帯電話のおかげなんです」 - 日経トレンディネット
 http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20071204/1004989/?P=2


なぜラジコンではなく赤外線(IR)なのか?

室内飛行機「エアロソアラ」や「Qスカイ」のコントロールには、なぜ通常イメージするようなラジコンでなく、赤外線(IR)が採用されているのでしょうか?
これは、メーカーのタカラトミーによると、これらの製品を輸出することを、初めから想定していたためとのことです。
ラジコンの場合、日本の「電波法」に当たる法律が国ごとに異なるため、周波数の調整がかなり面倒になるとのこと。
そのため、それを避けるために、赤外線によるコントロール方式を用いているそうです。

参考:
シリーズを拡充、コントロール飛行機を定番のおもちゃに - ワークスタイル - nikkei BPnet
 http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/person/epoch/070425_aerosoarer3/


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