北海道のスーパーが店頭で廃食油を回収、BDFに再利用

北海道のスーパー大手「ラルズ」が、店頭で回収した廃食油を
バイオディーゼル燃料に精製し、生ごみ収集車で使用するとのこと。

ラルズが家庭の廃食油を回収、BDFで再利用

スポンサード リンク

北海道の食品スーパー最大手「アークス」の傘下である「ラルズ」が、2008年7月から、店頭での廃食油の回収を始めたとのこと。

ラルズでは、札幌市内の33店舗のうち25店の店頭に、廃食油の回収ボックスを設置し、家庭から出た使用済み天ぷら油(廃食油)を回収しているそうです。

※天ぷら油は、500ml入りペットボトルに入れた状態で回収。

店頭で回収した廃食油は、バイオディーゼル燃料(BDF)に精製し、札幌市内の店舗から排出される生ごみの運搬に使用するそうです。

ラルズでは既に、2007年12月から店蒲の惣菜部門から出る廃食油を回収し、BDFに精製して、生ごみ運搬車の燃料に使っていますが、今回開始した一般家庭からのも廃食油の回収により、生ゴミ収集車の燃料全てを、バイオディーゼル燃料で賄えるようになるとのことです。


(参考)
・北海道新聞2008年7月12日朝刊11面
・家庭用廃食油を回収 ラルズ バイオ燃料に精製、ごみ収集車に活用(環境・自然・科学 北海道新聞)
 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/104443.html
・株式会社ラルズ - アークスグループ
 http://www.arcs-g.co.jp/gc/ralse/


ラルズのリサイクルの取り組み

スポンサード リンク

北海道のスーパーチェーン「ラルズ」では、自社店舗から出る生ごみを、堆肥製造工場に運搬して、リサイクルを行っているそうです。

一方で、この生ごみ収集・運搬に使用される専用車両(3台)は、年間2万リットルの軽油を消費しているとのこと。

ラルズではこの軽油を、BDF(バイオディーゼル燃料)に置き換える取り組みを行っているようです。

まず2007年12月から、自社店蒲の惣菜部門から排出される廃食油をバイオディーゼル燃料に精製し、生ごみ運搬車両で使用しているとのこと。

それに加えて2008年7月からは、一般家庭の廃食油の、店頭での回収を開始。

この回収した廃食油からBDFを精製することで、生ごみ運搬車で消費する軽油(年間2万リットル)の全てを、バイオディーゼル燃料に置き換えることができるとのことです。

またこれに伴い、CO2(二酸化炭素)排出量も、年間で52トン削減することになる、とのこと。

ちなみに廃食油のバイオディーゼル燃料への精製は、参考サイト[1][2]によると、札幌市の企業「エポック・サービス」が行っているようです。


(参考)
・北海道新聞2008年7月12日朝刊11面
・家庭用廃食油を回収 ラルズ バイオ燃料に精製、ごみ収集車に活用(環境・自然・科学 北海道新聞)
 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/104443.html
・株式会社ラルズ - アークスグループ
 http://www.arcs-g.co.jp/gc/ralse/
・[1]財界さっぽろ 情報INDEX
 http://www.zaikaisapporo.co.jp/jyoho/eco/epoch/index.shtml
・[2]エポックサービス-バイオビジネス
 http://www.epoch-group.com/bio.html


関連ページ


    inserted by FC2 system