ゾウガメの子孫が誕生？

ガラパゴス諸島のゾウガメ「孤独なジョージ」に、
子孫ができるかもしれないとのこと。

目次　ゾウガメ「孤独なジョージ」に繁殖の可能性　ゾウガメ「ロンサム・ジョージ」について

ゾウガメ「孤独なジョージ」に繁殖の可能性

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AP通信が報じたところによると、ガラパゴス諸島（南米エクアドル）のビンタ島にただ1匹のみ生息する亜種の雄ゾウガメ「孤独なジョージ」に、子孫が誕生するかもしれないとのこと。

これは、ガラパゴス国立公園管理局が7月21日に発表し、AP通信が報じたもの。

「孤独なジョージ」は推定年齢が80歳台（60～90歳台との記述もあり[1][2]）で、チャールズ・ダーウィン研究所で保護されていますが、36年間の飼育所生活の中で、繁殖活動にほとんど関心を示してこなかったそうです。

しかし最近、ジョージはペアリングが試みられている2頭の雌のうち、片方と巣作りを行っていて、今回は飼育所の係員が、卵が産み付けられた巣を発見したとのこと。

卵は現在、孵化器の中に入れられており、実際に孵化するかどうかの判断には、約4ヶ月ほどかかるそうです。

ガラパゴス国立公園管理局は、この発表に関する声明の中で

・今回の産卵は、努力を重ねた末のこと
・「孤独なジョージ」の繁殖は不可能だと思っていた

と述べているとのことです。

（参考）
・北海道新聞2008年7月24日朝刊7面
・絶滅危機ゾウガメ「孤独なジョージ」に子孫か！　ガラパゴスで卵３個 - MSN産経ニュース
　http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080723/acd0807231044005-n1.htm
・ガラパゴス諸島：絶滅危機ゾウガメに子孫か　雌は近縁の種 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)
　http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080723k0000e030013000c.html
・[1]ゾウガメの「ロンサム・ジョージ」、長い独身生活に終止符か | エキサイトニュース
　http://www.excite.co.jp/News/odd/E1216774408704.html
・ゾウガメ - Wikipedia
　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%82%A6%E3%82%AC%E3%83%A1
・ガラパゴスゾウガメ - Wikipedia
　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%91%E3%82%B4%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%82%AC%E3%83%A1
・[2]ロンサム・ジョージ - Wikipedia
　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8

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ゾウガメ「ロンサム・ジョージ」について

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ガラパゴス諸島のビンタ島に1匹のみ生息している亜種のゾウガメは「ロンサム・ジョージ」（孤独なジョージ）と名づけられ、推定年齢は80歳台（60～90歳台との記述もあり[1][2]）。

ガラパゴス諸島のゾウガメは、島ごとに甲羅の形が異なる亜種が存在したことから、有名なダーウィン（英博物学者）の進化論の、着想の一つとなったそうです。

しかし、乱獲などでその数は一時激減したため、現在は飼育繁殖の試みがが進められているとのことです。

そのような背景から、「孤独なジョージ」は、絶滅危機動物のシンボル的な存在となっています。

DNA鑑定によると、ジョージはピンタ島固有の亜種で、他のどのゾウガメとも異なる遺伝子を持っていることが判明しているそうです。

ちなみにジョージの大きさは、体重88kg、体長102cm。

1990年には、マンガ「ゴルゴ13」の主人公にもなっているそうです。
（第288話「ロンサム・ジョージ」。）

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