モーター・アシスト式
ハイブリッド車両
モーター・アシスト式ハイブリッド車両は、
ディーゼルエンジンと電気モーター
を併用する鉄道車両です。
ディーゼルエンジンとモーターを併用する「モータ・アシスト式ハイブリッド車両」は、JR北海道と埼玉県の「日立ニコトランスミッション」が共同で開発した車両です。
車両の名前は「ITT」(Innovative Technology Train)。
(現在は試験車両の段階ですが、世界初とのこと。)
この車両の特徴は動力で、「モータ・アシスト式ハイブリッド駆動システム(MAハイブリッド駆動システム)」を採用。
具体的には、
・主動力:ディーゼルエンジン
・補助動力:電気モーター
となっていて、車両が発進するときには、電気モーターのみを使用。
速度が時速45km以上になると、モーターとディーゼルエンジンを併用するとのことです。
2つの動力を用いることで、燃費は15〜20%アップ(従来のディーゼルエンジン比)しているそうです。
また、ブレーキ時のエネルギーをモーターに回生して、走行に再利用することもでき、CO2(二酸化炭素)排出量やNOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)の低減にも役立つそうです。
加えて、電気モーターの使用により、駆動音も相当小さくなっているようです。
(参考)
・北海道新聞200位年7月3日朝刊9面
・世界初の環境に優しい 『モータ・アシスト式ハイブリッド車両』の開発 ...(※PDF)
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/071023-1.pdf
・株式会社日立ニコトランスミッション
http://www.hitachi-nico.jp/index.html
JR北海道は2008年7月2日、新開発した「モータ・アシスト式ハイブリッド車両」のデモ走行を行ったとのこと。
この日のデモ走行は、東室蘭駅〜室蘭駅間の約7kmを走行したもので、報道関係者約10名が試乗。
電気モーター使用による駆動音の小ささが、驚きを与えたそうです。
「モータ・アシスト式ハイブリッド車両」は、7月3日〜9日も、同じ区間で試験走行を実施。
加えて、2008年11月〜2009年1月ごろにも、営業線で試験走行を行い、車両性能の確認や、燃費等のデータ収集をするとのことです。
(参考)
・北海道新聞200位年7月3日朝刊9面
・世界初の環境に優しい 『モータ・アシスト式ハイブリッド車両』の開発 ...(※PDF)
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/071023-1.pdf