腰を吊り下げる新型犬用車いす

腰を吊り下げるタイプの、
新しい犬用車椅子が開発されたとのこと。

腰を吊り下げる新型犬用車いす

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日常車やスポーツ用車いすを手がける千葉県の専門メーカー「オーエックスエンジニアリング」[1]が、腰を吊り下げて支えるタイプの新型犬用車いす「Wilmog」(ウィルモグ)[2]を開発したとのこと。

この車いす「Wilmog」では、人間用の車いすで培われた「シーティング」(車いす上で正しい姿勢をとるための技術)を取り入れて、犬の胴体にフィットするよう作られたベルト状のウェアにより、ハンモックのように犬の腰を吊り下げます。
(「シーティング」は、「車いす上で正しい姿勢をとるための技術」とのこと[2]。)
そしてこのウェアが、車いすのフレームと連結される構造になっています。

車いすのフレームはアルミ製で、フレームの高さ・幅・長さ、また車輪の高さや位置も調節可能だそうです。
(ウェアのサイズは4種類、車椅子のタイヤのサイズは10cm〜30cmの3種類とのこと。)

また適応体重は、3kg〜15kgとなっていて、小型犬から中型犬(シェットランドなど)までが使用可能とのことです。

販売はセミオーダー式で、価格は71,400円〜となっています。


(参考)
・北海道新聞2008年8月4日朝刊16面
・[1]オーエックスエンジニアリング OX-ENGINEERING 車椅子メーカー 日常用車椅子・スポーツ用車椅子・子供用車椅子の製造販売
 http://oxgroup.co.jp/wc/
・[2]犬用車椅子 Wilmog ウィルモグ オーエックスエンジニアリング
 http://www.oxgroup.co.jp/dog/index.html


新しい犬用車椅子の利点

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今までの犬用車椅子では、後ろ足を台に乗せるなどして固定した状態で、前足と後輪で歩行する方式とのこと。

しかし、犬の場合は不自由になった後ろ足も、前足と同時に動かすため、後ろ足を固定した従来の犬用車いすでは不自然な状態に。

また固定されることで、犬の後ろ足に残っている機能・回復の可能性も損なわれるとされているそうです[1]。

一方、オーエックスエンジニアリングが開発した腰を吊り下げる新型犬用車いすでは、犬の後ろ足が固定されないため、後ろ足が前足と同時に動かせるようになっています。

そのため、車いすの使用がリハビリにもなり、車椅子のモニターとなった犬の、後ろ足の機能が回復した例もあるとのことです[1]。


(参考)
・[1]北海道新聞2008年8月4日朝刊16面
・オーエックスエンジニアリング OX-ENGINEERING 車椅子メーカー 日常用車椅子・スポーツ用車椅子・子供用車椅子の製造販売
 http://oxgroup.co.jp/wc/
・犬用車椅子 Wilmog ウィルモグ オーエックスエンジニアリング
 http://www.oxgroup.co.jp/dog/index.html


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