賃貸住宅の内装変更を
CGで再現するシステム
札幌のソフト開発企業が、
賃貸住宅の内装等の変更を
CGで再現できるシステムを開発したとのこと。
北海道札幌市のソフト開発企業「マイクロネット」が、賃貸住宅の間取りや内装・家具の配置をCGで再現できるシステムを開発したとのこと。
このシステムでは、賃貸住宅の間取りをCGで再現し、内装(カーテンの色など)の変更や、家具の配置の調整をコンピューター上で3次元表示できるそうです。
マイクロネットでは、この新システムを2009年度から、まずグループ会社の「ビッグ」(不動産仲介業)での、対面販売の店頭で活用する予定とのことです。
ちなみに、マイクロネットが既に開発した、賃貸住宅の間取りをCGで表示するシステムは、同社のグループ会社「ビッグ」(不動産仲介業)の「けんさくん」で運用されており、北海道内の同業他社にもレンタルしているそうです。
加えて今年(2008年)の秋からは、北海道外(東京、大阪、福岡など)の不動産業者向け販売を開始し、初年度の売上高1億円を目指すとのことです。
(※2008年8月7日時点で、具体的な販売価格は未定。)
(参考)
・北海道新聞2008年8月7日朝刊9面
・マイクロネット、家具配置を自由に再現 室内立体表現装置開発(NIKKEI NET(日経ネット):地域経済ニュース)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080731c3c3100s31.html
・お部屋さがしはビッグのけんさくん
http://www.kensakun.net/
・ディジタル最前線 Vol.14 札幌から発信する独自の3DCG開発ノウハウ(「ディジタル最前線」内)
http://www.cgarts.or.jp/frontline/vol14/index.html
賃貸住宅市場では最近、壁紙のリフォームや家具付物件など、借り手の要望が多様になってきているとのこと。
そのような背景の中、マイクロネットが新開発した賃貸住宅の内装などをCGで再現するシステムは、契約前に入居者が壁紙や家具の配置などをイメージできるようにすることで、賃貸契約の制約率を向上させるために開発されたそうです。
このシステムにより、賃貸住宅に実際に住んだ場合のイメージ(間取りやインテリア、厨房(ちゅうぼう)機器など)を、住む前に入居希望者に伝えることができるとのこと。
また、壁の色や家具の配置を変更しつつ、実際に室内を歩く視点で再現することもできるそうです。
(参考)
・北海道新聞2008年8月7日朝刊9面
・マイクロネット、家具配置を自由に再現 室内立体表現装置開発(NIKKEI NET(日経ネット):地域経済ニュース)
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080731c3c3100s31.html