日産が電気自動車の開発を推進中

日産自動車が
2010年度の電気自動車販売開始に向け、
充電池などの開発を進めているとのこと。

日産の電気自動車はリチウムイオン電池を採用

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日産自動車が、2010年度の日米での電気自動車の市販開始を目指し、性能アップのための開発を進めているとのことです。

日産が開発している電気自動車では、充電池にニッケル水素電池(他社のハイブリッドカー等で採用されている電池)より高出力なリチウムイオン電池を採用。

リチウムイオン電池は出力が高い分、急に高熱になり発火しやすいという欠点がありますが、日産では

・電極の材料に、急激に発熱しにくい特殊素材を採用
・従来の円筒形ではなく、薄いラミネート型セルを採用して薄型の外形を実現

等により出力や冷却効果を向上、また電池のコンパクト性も高めたそうです。

現在(※[1]の新聞記事の時点)は、同社の小型車「キューブ」の床下に80kWのコンパクトリチウムイオンバッテリーを搭載して、試験走行を実施しているとのことです。


(参考)
・[1]北海道新聞2008年8月20日(水)朝刊8面記事「電気自動車 10年度販売 日産、開発にアクセル」
・日産|日産自動車、2010年度の発売に向けた電気自動車とハイブリッド車の実験車両を公開
 http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2008/_STORY/080806-01-j.html
・日産 | 最新の技術 コンパクトリチウムイオンバッテリー
 http://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/INTRODUCTION/DETAILS/CLB/index.html
・リチウムイオン二次電池 - Wikipedia
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%82%A6%E3
 %83%A0%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E9%9B%BB%E6%B1%A0


日産の電気自動車の性能

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日産は現在、小型自動車「キューブ」に、同社が開発したコンパクトリチウムイオンバッテリー(80kW)を搭載して、試験走行を重ねているとのことです。

新聞記事[1]によると、この試験車両は、現在のところ

・走行距離(1回の充電):約100km
・速度:100km/h

という性能ですが、日産では、2010年度からの電気自動車の日米市場投入に向けて、

・走行距離(1回の充電):約160km
・速度:140km/h

以上を目標においているとのこと。

また、充電時間は

・専用充電装置:約10分
・家庭用AC100Vコンセント:約6時間

とみているとのことです。

車両自体の販売価格については、できるだけガソリン車に近い価格を目指すそうです。

また、発売される電気自動車の車体は、現在の実験車両のような既存車両のものではなく、専用デザインの車体となるとのこと。


(参考)
・[1]北海道新聞2008年8月20日(水)朝刊8面記事「電気自動車 10年度販売 日産、開発にアクセル」


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